AGA治療の費用相場はいくら？治療方法の比較や費用を安くする方法を解説！

成人男性の3人に1人がAGA（男性型脱毛症）を発症すると言われていますが、実際にAGA（男性型脱毛症）の治療を始めるにあたり「どんな治療方法があるのか？」「費用はいくらかかるのか？」「本当に効果があるのか？」不安かと思います。

という点から、治療が中長期化しますしAGA治療は継続しないと再発するので「AGA治療の総額費用は●●●●円！」と決まっているわけではありません。

とそれぞれどのくらい費用がかかるかを把握して、ご自身の予算にあった最適な治療方法を選択することが大事です。

AGA治療の費用相場は？

AGA治療には様々な治療方法や治療薬があります。選択する治療方法によっては安い費用で治療することが可能です。

「AGAを発症したら終わり」「AGA治療は効果がない」などの誤解もありますが、適切な治療方法を選択すればAGAを治療することは可能です。

ここでは、AGA治療の費用の相場や効果を解説します。

初診料・再診療の相場

今の薄毛がAGA（男性型脱毛症）なのかを判断するために、専門のAGAクリニックや皮膚科などで医師による診察を受ける必要があります。その初回の診察を受ける際の「初診料」、治療の経過観察や副作用などを確認する際の「再診料」というものがAGA治療の費用としてかかります。実はどちらも高額ではなく

初診料の相場	無料〜5,000円
再診料の相場	無料〜3,000円

となっています。

現在ではオンライン診療専門のAGAクリニックもあり、多くのクリニックが無料で診察を受けることができるようになっているので、「自分がAGAなのか知りたい！」という方はまず診察を受けてみると良いと思います！

検査料（血液検査・遺伝子検査・マイクロスコープなど）の相場

AGA治療に関わる検査については、初診の時と6〜12カ月に1回の経過観察や副作用やアレルギーなどの確認をするために実施されます。受ける検査の内容によって異なりますが、1回の検査で5,000〜15,000円の費用が相場になります。オンラインのAGAクリニックで治療薬のみを購入している場合や、個人輸入サイトでジェネリックの治療薬を購入している場合などは検査は実施しないので無料と考えてください。

AGAの治療薬の相場

AGAの治療薬には内服薬と外用薬があり、AGAや薄毛の進行度に合わせて最適な治療薬を選びます。一般的な治療薬のフィナステリド（プロペシア錠）やミノキジル錠などを使用する場合は月額1,000円〜10,000円です。

進行度や副作用のリスクに応じて選ぶ治療薬が異なるため、月額費用の開きがあります。これからAGA治療を始める方や副作用のリスクが少ない方は低価格なフィナステリドを使用するのが一般的です。

但し、治療薬を安くするために、国内未承認のジェネリック医薬品を個人輸入される方もいますが

という副作用のリスクを考慮して、治療薬の種類と購入先を決めましょう。

その他の費用

AGAの症状や希望に応じて、

などを選択した場合は費用が加算されます。特に外科的治療は高額なものが多い（100万円以上かかるものも！）ので、AGA治療をまだ受けていない方にはおすすめできません。

あくまでも外科的治療は、一般的なAGA治療であるAGA治療薬の利用で効果が出なかった場合の選択肢と考えると良いでしょう。

AGAの治療方法別の費用相場

繰り返しにはなりますが、AGA（男性型脱毛症）の治療は内服薬から外科治療まで多種多様の治療方法が存在します。

手軽に始められる治療薬から高額な外科的治療の「メソセラピー」「毛根再生注射」「自毛植毛」などがあります。

	治療薬	メソセラピー	毛根再生注射	自毛植毛
治療の効果	AGAの予防・発毛促進	毛母細胞の活性化・毛髪再生	毛根を再生・強い髪の毛に成長させる	薄毛を根本的に解消する
効果実感までの期間	3〜6ヶ月	6ヶ月〜1年	6〜8ヵ月	1ヵ月〜
治療の費用帯	約1,000〜10,000円/1ヶ月	約15,000〜20,000円/1回	約250,000〜 2,200,000円/1回	約300,000〜2,000,000円/1回

WEBやSNSではとても安く治療ができる広告もあることから、実際の治療費用を解説します。

AGA治療の初診料（問診料）

まず、AGA治療の前にハゲや薄毛の原因を明確にし、ハゲや薄毛の進行度を確認する問診を受ける必要があります。

相場としては各クリニック3,000円〜5,000円のところが多い印象です。

ただし最近では、オンライン診療や対面診療に関わらず、初診料が無料のところが増えてきております。

よって、受診する前に初診料（問診料）を確認してからAGAクリニックを選ぶようにしましょう！

治療薬の費用

現在AGA治療で主流になってきている薬を用いて治療する場合の治療薬の費用を説明します。

フィナステリド（プロペシア）

AGA（男性型脱毛症）の原因であるDHT（ジヒドロテストステロン）の働きを抑制し、ヘアサイクルを整える作用があるフィナステリド（プロペシア）ですが、国内承認薬の先発医薬品(先発薬)のプロペシア錠や、後発医薬品(ジェネリック)のフィナステリド錠、海外承認のフィナステリド配合薬では価格帯がかなり違います。

	費用/1ヶ月	有効成分	メリット	デメリット
先発薬 プロペシア錠	5,000円〜10,000円	フィナステリド1.0mg	・安心安全！	・先発薬なので一番高い
ジェネリック薬 フィナステリド錠	3,000円〜4,000円	フィナステリド1.0mg	・プロペシアより安い！	・海外製より少し高い
海外製 フィナステリド錠	1,000円〜2,000円	・フィナステリド1.3mg ・フィナステリド1.0mg＋亜鉛1.0mg	・国内よりも有効成分の含有量が多い！ ・有効成分は一緒なのに安い！	・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外

このように、同じ有効成分でも費用がかなり違います。

薬によるAGA治療は中長期間に渡って服用が必要なので、費用は安いほうが良いと思います。

ただし、海外製のフィナステリドの副作用が心配な方は国内承認薬のフィナステリド（プロペシア）がオススメです。

デュタステリド（ザガーロ）

フィナステリド（プロペシア）と同様にAGA（男性型脱毛症）の原因であるDHT（ジヒドロテストステロン）の働きを抑制し、ヘアサイクルを整える作用があるデュタステリド（ザガーロ）ですが、国内承認薬の先発医薬品(先発薬)のザガーロ錠や、後発医薬品(ジェネリック)のデュタステリド錠、海外承認のデュタステリド配合薬では価格帯がかなり違います。また、効果が「フィナステリド（プロペシア）」の1.6倍と言われていて全体的に高価な印象です。

	費用/1ヶ月	有効成分	メリット	デメリット
先発薬 ザガーロ錠	5,000円〜10,000円	デュタステリド0.5mg	・安心安全！	・先発薬なので一番高い
ジェネリック薬 デュタステリド錠	4,000円〜6,000円	デュタステリド0.5mg	・ザガーロより安い！	・海外製より少し高い
海外製 デュタステリド錠	3,000円〜4,000円	・デュタステリド0.6mg＋亜鉛5.0mg	・国内よりも有効成分の含有量が多い！ ・有効成分は一緒なのに安い！	・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外

このように、同じ有効成分でも費用がかなり違います。

薬によるAGA治療は中長期間に渡って服用が必要なので、費用は安いほうが良いと思います。

ただし、海外製のデュタステリドの副作用が心配な方は国内承認薬のデュタステリド（ザガーロ）がオススメです。

ミノキシジル

ミノキシジルは頭皮の血行を促進して、発毛や育毛を促進する攻めの薬です。

AGAの根本原因を治療する効果はないため、AGA治療では「フィナステリド（プロペシア」や「デュタステリド（ザガーロ）」と併用することが推奨されております。

また、ミノキシジルの外用薬（塗り薬）は国内承認されておりますが、海外では一般的な内服薬に関しては国内承認されていない治療薬となっています。

	費用	有効成分	メリット	デメリット
国内承認薬 外用薬（塗り薬）	5,000円〜13,000円/1本	ミノキシジル2〜5％	・国内承認なので安全	・効果があるか懐疑的 ・有効成分の濃度によっては高額
海外製 内服薬（飲み薬）	3,000円〜10,000円/1ヶ月	ミノキシジル5mg	・内服薬なので効果が高い傾向	・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外

このように、ミノキシジルは外用薬としても用いられていて、使用されている濃度によっても金額は異なります。

ご自身の予算感や症状に合わせて選ぶことが大事ですね！

その他AGA治療の費用

前述した通り、AGA治療には治療薬以外に外科的な治療方法があります。一般的な治療薬の費用よりも高額なものが多いため慎重に選択しましょう。

メソセラピー

最近ではメソセラピー療法と呼ばれる治療方法を道入している医療機関が増えています。

AGA（男性型脱毛症）治療における「メソセラピー」は、注射器やレーザーなどを使って頭皮に直接薬剤を注入する治療法です。頭皮に直接成分を注入できるため、内服薬や外用薬と比べて早く効果を実感できる可能性があります。

この「メソセラピー」では、「髪の毛の成長因子」と呼ばれる有効成分やアミノ酸・ビタミン・ミネラル・フィナステリド（プロペシア）などの薬剤を頭皮に注入することで、薄毛の進行を抑制し、発毛効果を促せます。

	費用	有効成分	メリット	デメリット
メソセラピー	15,000円〜20,000円/1回	・成長因子 ・その他薬剤	・短期間で高い発毛効果	・科学的根拠がない ・医療機関によって価格がバラバラ ・治療薬より高額 ・複数回の治療が必要

「メソセラピー」は新しい治療方法なので、確かな科学的根拠はなく、まだ標準的な治療法ではありません。また、高額なため治療薬で効果が見られない場合の選択肢として考えると良いでしょう。

毛根再生注射

「毛根再生注射」は自分の髪の毛の毛根を幹細胞（毛包組織）ごと採取して、特殊な機械で液状にした後に、薄毛の部分に注射することで、AGAで成長の止まっている毛根を再生して薄い髪の毛を太く強い髪の毛に成長させる治療です。

女性の方の薄毛にも効果があり、自分の体由来なので安全で効果の高い外科的治療です。

	費用	有効成分	メリット	デメリット
毛根再生注射	250,000〜 2,200,000円/1回	・自身の健康な毛包組織	・高い発毛効果 ・女性にも効果あり	・手術が必要 ・治療薬より高額

「毛根再生注射」は局所麻酔が必要な手術になり高額なため、「メソセラピー」と同様に治療薬で効果が見られない場合の選択肢として考えると良いでしょう。

自毛植毛

「自毛植毛」とは文字通り、自分の毛を植毛する外科的治療です。

AGA（男性型脱毛症）はヘアサイクルを乱す男性ホルモンのDHT（ジヒドロテストステロン）の影響でヘアサイクルが乱れるため、自毛縮毛ではAGA（男性型脱毛症）の影響を受けていない側頭部や後頭部の自毛を採取して、薄い毛の頭皮に移植することで、薄毛を根本的に解消することが可能です。

	費用	有効成分	メリット	デメリット
自毛植毛	300,000〜2,000,000円/1回	・自身の健康な毛包組織	・高い発毛効果 ・女性にも効果あり	・手術が必要 ・治療薬より高額

「自毛植毛」は、AGAの進行具合によって変わります。

小さな範囲でも30万円以上は必要です。例えば、生え際が少し後退している程度であれば300,000円〜400,000円費用がかかり、広範囲で薄毛が進行しているAGAであれば最低でも2,000,000円〜3,000,000円の費用がかかることもあります。

つまり「自毛植毛」は、どんな治療法を試してもダメだった最終手段と考えると良いでしょう。

AGA治療は保険適用？

ここまで紹介したAGA治療は全て自由診療なので、原則的に保険は適用されません。よって、診察や検査や薬代やが外科的治療もすべて全額事項負担となります。

つまりAGA治療は、AGAクリニックのみならず一般的な皮膚科・美容皮膚科でも全額自己負担です。

但し、AGA以外の脱毛症については一部保険が適用される可能性もありますので、ご自身の薄毛がAGAなのかを判断することが大事ですね。

AGA治療の費用を安くする方法

前述した通り、AGA治療は効果が出るまでに最低でも3〜6カ月という時間を要します。よって治療が中長期化するのでなるべく治療費用を安く抑えたいですよね。

ここではAGA治療の費用を安くする方法をご説明します。

治療を早く開始する

AGAは進行型の脱毛症です。つまり治療せずに放置していると薄毛やハゲの症状が悪化してしまいます。

薄毛の症状が進行すればするほど、薄毛を元の健康な状態にするまでの治療期間が長くなります。また、使う治療薬の種類も多くなり毎月の費用が効果になります。治療薬の種類も多くなることにより副作用のリスクも高くなります。

結論、早期に治療を開始することが、治療費用を安くすることにつながるのです。

オンライン診療のクリニックを利用する

AGAクリニックや皮膚科・美容皮膚科などは、基本的に数ヶ月に一回の通院が必要となりますので、診察料と交通費がかかります。

費用を安く抑えたい場合や通院の手間を抑えたい場合は、オンライン診療専門のAGAクリニックを選びましょう。

ただし、メリットデメリットがありますので、事前に把握しておくことが重要です。

	費用	初診料	通院	メリット	デメリット
オンライン診療	安い🔵	無料🔵	不要🔵	・費用が安い ・通院不要で楽 ・TV通話で診察可能	・直接医師の診察を受けれない
AGAクリニック 皮膚科・美容皮膚科	高い❌	有料❌ ※一部無料	必要❌	・直接医師の診察を受けれる	・費用が高い ・通院が面倒 ・不要な治療を推奨されるかも

上記の通り、オンライン診療は通院不要で安いことがメリットですが、副作用の心配や治療の経過によって治療方法をこまめに変更したい方は直接医師に相談ができるAGAクリニックや皮膚科や美容皮膚科なども選択肢になります。

ご自身の症状と副作用のリスクによって最適な診療を受けるようにしましょう。

ジェネリック薬（後発薬）を使う

AGAの治療薬には、薬局で処方される他の薬と同様に「先発薬」と「ジェネリック薬（後発薬）」の2種類があります。

同じ成分で同じ効き目ですが、AGAの治療薬は開発費がかかっていない「ジェネリック薬（後発薬）」の方が安いのです。

よって、費用を抑えたい人は「ジェネリック薬（後発薬）」を選ぶようにしましょう！

AGA治療における「先発薬」と「ジェネリック薬（後発薬）」の種類

AGA治療に効果的な薬には「フィナステリド」「デチュタステリド」などのヘアサイクルを整える薬と、「ミノキシジル」などの発毛促進の治療薬が存在します。

それぞれ「先発薬」と「ジェネリック薬（後発薬）」が存在しているので、治療薬の名前と効果を覚えると良いでしょう。

	フィナステリド	デュタステリド	ミノキジル
効果	ヘアサイクルを整える・脱毛防止		発毛促進
薬の種類	内服薬			外用薬（塗り薬）
国内承認	🔵	🔵	❌	🔵
先発薬	プロペシア錠	ザガーロ錠	無し	リアップ
ジェネリック薬 （後発薬）	フィナステリド錠	デュタステリド錠	ミノキシジル錠	ミノキシジル外用薬

通常AGAの治療では効果を最大化させるために上記の薬を併用します。

それぞれ役目が違うので、闇雲に薬を選ばずに医師と相談して治療薬を選ぶと効果的です。

治療薬（海外承認薬）を個人輸入する

先ほどご説明した通り、AGA治療に効果的な薬には「フィナステリド」「デチュタステリド」などのヘアサイクルを整える薬と、「ミノキシジル」などの発毛促進の治療薬が存在します。

それぞれの薬には

が存在します。

国内の承認薬も海外の承認薬も有効成分が一緒なのですが、海外の承認薬は

以上のように、海外承認薬は有効成分の量が多く副作用のリスクがあることから、日本の厚生労働省では承認されていない薬です。

デメリットのように感じますが、この海外承認薬を個人輸入することが治療費用を安く抑える方法なのです。

個人輸入のメリット

海外承認薬を個人輸入するメリットは

個人輸入のデメリット

海外承認薬を個人輸入するのはメリットだけではなく、デメリットもあります。

などのデメリットやリスクがあります。

但し、オンライン診療のクリニックでも医師の診察のもと、副作用のリスクが少ない方には海外承認薬を処方するケースも一般的になってきています。

海外製のフィナステリドとデュタステリドは、日本の第三者機関で成分検査を行っており、有効成分が正しく含まれていることを確認しているお薬です。海外製であるがために偽物であるということや、効果が低いということは一切ございませんのでご安心ください。
患者様のご希望に合わせて海外製と国内製のお薬をご用意しております。

お求めやすい価格のお薬をご希望の方は海外製を、価格は上がっても国内製を希望する方は国内製をご選択いただいております。

参考：DMMオンラインクリニック

重要なのは、副作用のリスクを考え治療方法や治療薬を正しく選択し、継続的に続けられる入手経路で治療薬を入手することかと思います。

AGA治療の費用相場のまとめ

繰り返しにはなりますが、AGAは進行型の脱毛症です。

費用を抑えるためには症状が軽いうちに治療を開始することが重要です。また、効果が出たからといって治療を停止すると必ずと言っていいほど再発する病気のため、継続的に続けられる費用の治療方法を選択する必要性があります。

まずは、ご自身の薄毛やハゲがAGAなのかを診察によって明らかにし、症状や予算に応じた治療を開始してください。AGAは治りますので前向きに検討してみてください。